最初に高木一雄氏から和食についての説明。
子供達は鍋に高木氏持ち込みの水と昭和会持ち込みの道南産の天然昆布を入れ、ゆっくり加熱して昆布ダシを出していきます。
この間約30分ほどありますので、いろり会は鰹節の説明と本節の手削り体験を行い昭和会は昆布の講義を行いました。
いろり会の講義では全鰹青情報宣伝委員会作成の資料『鰹節あれこれ』『鰹節の歴史』『鰹節のできるまで』と大阪鰹節類商工業協同組合の『日本伝統の味、かつお節』を配布して話しました。
大阪昆布昭和会はパンフレットに沿って昆布の種類や流通、産地、健康効果などの説明をしました。
卓上の削り器での本枯れ節の削り方を教え、子供達は各テーブル4人で一本を手削り体験。
子供達は私達が考えているよりこの削り作業を楽しんでいるように感じました。
講義終了後、子供たちは昆布だけで取ったダシを試飲。
その後、本節の花かつおを入れ、一煮立ち(おひたし用だしの為、二番だしのとり方です。)して再び味見。
昆布とかつおのダシの旨みを体験。旨味成分グルタミン酸とイノシン酸の相乗効果を実感しました。
このダシに塩、醤油、味醂を入れて冷ましておきます。
壇上では高木氏による一番だしに塩、醤油を加えての吸い物の汁の作り方、季節によって塩と醤油の割合を変えるプロの技なども教わり、こちらも試飲。
子供たちの口からあまりのおいしさに驚きの声が自然で出ていました。
次は小松菜のおひたしを作ります。 軽く塩茹でして水で洗い、しぼってから適当な大きさに切ります。そして先ほどのダシに浸します。
器に取り分けて自分たちで削った鰹節をふりかけて出来上がり。
次は小松菜のおひたしを作ります。 軽く塩茹でして水で洗い、しぼってから適当な大きさに切ります。そして先ほどのダシに浸します。
器に取り分けて自分たちで削った鰹節をふりかけて出来上がり。
子供達が今回勉強したことをこの場だけでなく家庭でも復習して御家族の方々にも体験していただくために道南産の天然昆布(昭和会配布)と本節の花かつおをセットにして持ち帰ってもらいました。
この度、いろり会としては初の試みの活動でしたが実際に行っていろんな事を勉強せていただきました。
最後に今回お世話になりました芦屋市立朝日ヶ丘小学校6年生のみなさん、教職員の皆様、大阪昆布昭和会の皆様、そして高木一雄様ありがとうございました。