東京では2月に入ってから雪や雨が多く、とにかく寒い日が続いておりましたが本日は暖かく気持ちの良い晴天に恵まれました。さて今回訪問する赤松小学校は大田区北千束に所在する創立130周年を迎えた歴史ある小学校です。
開始1時間前に到着した我々東京青年会は家庭科教室で準備を始めます。
2時限目のチャイムが鳴りました。教室に入って来た生徒達から「今日は宜しくお願いします!」甲高い元気な声が教室内にこだまします。(株)ヤマサ佐藤商店佐藤聡さんが講師を勤めての講習会が始まりました。カツオはどの辺りの海域で漁獲され、出港からどの程度の期間をかけて寄港し水揚げされ、どのような工程をえて鰹節に製造されているのか工程パネルと解体君を併用しての説明。
生徒達は各テーブルに配布した解体君を見て「可愛い」と連呼、大人気です。この解体君は各部位がそれぞれ分離できるので、生徒達にもカツオの構造がわかりやすく楽しみながら学べたと思います。
そして本節の手削り体験です。
ほとんどの生徒は初めての体験になります。「鉛筆削りみたい」「大工さんみたい」等の声が飛び交います。皆が頑張って削った削り節を試食。すると一斉に「美味しい!」食べ始めたら止まらなくなり、担任の先生から注意を受ける一幕も。
その後は鰹ダシの試飲です。
まず最初は何も加えない鰹ダシだけの試飲を。生徒達は「何杯でもいけそう、50杯位飲める!」「凄く良い香りがする」との感想。次は醤油を加えた鰹ダシの試飲をしてもらいました「何か蕎麦汁みたいで美味しい」「こっちの方が好き」等と上々の評価でした。
残り時間もあと僅かとなり最後に生徒達からの素朴な質問に答え授業終了です。退室するときに、ご家庭でも食べて頂きたいので削りパックと下敷き、リーフレットの入った手提げ袋を生徒一人一人に渡しました。