今回は小学校3年生を対象に出前授業を行いました。
まず始めに「かつお節」を知っているか?「かつお節」を食べた事があるか?
と、質問してみたところ大半の子供たちが知っているし食べた事もある。
しかし、「かつお節」を見た事があるか?「かつお節」を削った事はあるか?との質問にはほとんどの子供たちが実際に見た事も、削った事もない!との回答。
やはり、普段子供たちが身近に「かつお節」を削る環境は今の一般家庭ではなかなか無いですよね・・・そんな訳で子供たちに「鰹節」を見せて興味深々な雰囲気になったところで授業開始です。
1、「かつお節が出来るまで」
カツオの人形(解体くん)と製造過程のパネルを使いながら「かつお節」をみんなが食べられる様になるま でには、とても長い時間が掛かり大切に作られている事を説明しました。
2、「削り体験」
今回は低学年ということもあり、ハンドル式の削り器を使いました。数名づつのグループに分かれ、順番に削ってもらいました。自分で削った鰹節を「美味しい!美味しい!」「もっと食べたい!」と競うように削ってくれました。
3、「だしの試飲」
時間の都合上、予め用意した「だし汁」を飲んでもらいました。鰹節の「香り」と「味」をしっかりと覚えて下さい!とお願いしました。
「和食・日本人の伝統的な食文化」が無形文化遺産に登録されましたが、益々、次の世代を担う子ども達にその文化を継承して行かなければならないと考えます。
今回、授業を受けてくれた子ども達はきっと、この「食文化」を支える「鰹節」のすばらしさを理解してくれたと思っています。これからも、こういった時間を通じて多くの人に伝えていける様に活動して行きたいと思いす。